小型水槽を使用した飼育例

1. 小型熱帯魚を手軽に飼う
小型熱帯魚を手軽に飼う 【水槽データ】
水槽:テトラグラスアクアリウムGB-30
ろ過器:テトラワンタッチフィルターOT-30
底床:茶砂(中粒)
魚:ネオンテトラ
  グローライトテトラ
  コリドラス(Sサイズ)
  オトシンクルス
  ヤマトヌマエビ
水草:テトラ人工水草各種
餌:テトラミン、テトラプランクトン、テトラコリドラス
pH:弱酸性から中性(6.4〜7.4)
換水:週2回、全水量の1/3程度
飼育イメージ  

【飼育管理アドバイス】
作例では小型カラシンを群泳させましたが、ネオンテトラ程度のサイズのケンカをしない種であれば、例えばカーディナルテトラだけで10尾だとかネオンテトラ3尾、ブラックネオン4尾、グローライトテトラ3尾で10尾というように、 合計で10尾をメドにいろいろな種類を組み合わせてみても面白いでしょう。同様にサイズと数が作例に準ずる限り、コリドラスもお好みの種類を楽しむことができます。なお、コリドラスやオトシンクルスといった底層魚に対するテトラ コリドラスの給餌は、水質への影響を考慮して2〜3日に1回で充分です。また、生きた水草を植える場合は、比較的丈夫なハイグロフィラ、アヌビアス・ナナ、クリプトコリネ・ウェンディティなどがお勧めです。

2. グッピー/プラティの稚魚を殖やそう
グッピー&プラティ 【水槽データ】
水槽:テトラ グラスアクアリウム GB-30
ろ過器:テトラ ワンタッチフィルター OT-30+スポンジプレフィルター
底床:大磯砂(中粒)
魚:グッピー
水草:ハイグロフィラやアナカリスなど有茎草の密植とアマゾンソードプラントの 小〜中株数本、またはテトラ人工水草各種
餌:テトラミン、テトラ グッピー
pH:中性前後(6.8〜7.8)
換水:週1回、全水量の1/3程度
飼育イメージ  

【飼育管理アドバイス】
作例ではハイグロフィラを使いましたが、葉の細かい有茎草を部分的に密植させて、生 まれ たばかりの稚魚の隠れ家になるようにします。こうすると、稚魚たちはかなり高い確率で親魚に食べられることなく育ちます。グッピーやプラティなどの卵胎生メダカの仲間は、オスよりもメスの数が多いハーレム式の飼育をすると、繁殖成功の可能性が高まります。特に系統繁殖を試みる際は、同系統のオス数尾と、その倍ぐらいの同系統のメスを選んで飼育すればよいでしょう。なお、このような飼育の場合、生まれたばかりで遊泳力がない稚魚がテトラ ワンタッチフィルター OT-30に吸い込まれないようにするため、ストレーナー部分には必ずスポンジプレフィルターを装着してください。ちなみに、スポンジプレフィルターはろ過バクテリアが繁殖しやすい多孔質構造なので、その使用によってろ過能力のアップも期待できます。

3. ミドリフグを飼う
グッピー&プラティ
※写真は最大尾数を収容したイメージです。
初めて飼育される方は、できるだけ少ない尾数を飼われることをお勧めします
【水槽データ】
水槽:テトラ グラスアクアリウム GB-30
ろ過器:テトラ ワンタッチフィルター OT-30+スポンジプレフィルター
底床:サンゴ粒(大粒)
魚:ミドリフグ
餌:テトラデリカ ブラインシュリンプ、テトラ クリルE
pH:弱アルカリ性(7.8〜8.5)
換水:週1回、全水量の1/4。換水時に新しく補充する水槽1/4分に相当する水(約2.5L)には、テトラ マリンソルト10L用袋(400g入り)の1/8(約50g)を溶かし、汽水にしてから水槽に給水して下さい。ただし、日常的に蒸発した分の水の補給は淡水で大丈夫です。

【飼育管理アドバイス】
本来、ミドリフグは海水魚ですが汽水でも飼育が可能です。テトラ グラスアクアリウム GB-30の場合、水槽立ち上げ時にテトラ マリンソルト10L用袋(400g入り)の約半分(約200g)を溶かすと、海水の約1/2の濃度の汽水が作れます。ミドリフグは、その可愛らしいルックスに似合わず貪欲で性質も荒いため、他魚種との混育ができないばかりか、同種間でも激しいケンカをすることが多いようです。しかし、飼育する個体のサイズを揃えて同時に水槽に収容し、その後も成長に差が生じないように気をくばり飼育すると、作例のように複数飼育がうまくいくこともあります。また、複数飼育をする場合は、偶数尾より奇数尾の方が成功しやすいようです。
他の一般的な熱帯魚に比べて、ミドリフグは動物質の栄養を多く要求します。そこでテトラ クリルEを与えますが、一口で食べてしまうぐらいのサイズに砕いてから与えてください。なお、砕けたテトラ クリルEの細かいカスや粉は水槽に入れないように注意して下さい。細かくなった餌のカスは、ミドリフグが食べないばかりか飼育水中で腐敗し、水質を悪化させる原因となるからです。
最後に、底床について説明しておきます。サンゴの骨格の主成分が石灰質である関係上、それが砕けて生成されたサンゴ砂は、アルカリ性物質を少しずつ水中に溶出させます。その結果、サンゴ砂を使用している水槽の飼育水は、弱アルカリ性を示します。また、砂粒のサイズが同じであれば、多孔質のサンゴ砂は、普通の砂より軽いのが一般的です。特に、細かいサンゴ砂は見た目にも美しいのでついつい使いたくなりますが、何かの拍子に水中に舞い上がった砂がワッチフィルターに吸い込まれると、モーター停止の原因となる恐れがありますので、サンゴ砂使用時にはできるだけ大粒のものを使用し、さらに、吸い込み防止とろ過能力強化に有効な「スポンジプレフィルター」を装着することをお勧めします。

小型水槽を使用した飼育例へ