サンゴ礁の魚を飼ってみよう!

記事の内容は記事公開時点での情報となります。
閲覧頂いた時点では商品情報などが異なる可能性がございますのでご注意ください。

水族館で見た、あの魚が飼いたい!

水族館や雑誌のグラビアで見かける、サンゴ礁の中を泳ぐ色とりどりの海水魚たちを見て、思わずその美しさにひきこまれたことはありませんか?
これらの魚は観賞魚としてお店で見かけることも多く、実際に自宅に置いた水槽で飼育することもできるのです。

自宅のリビングや玄関先に水槽をセットして海水魚を泳がせれば、たちまち小さな水族館に早変わり。
この夏はぜひ、海水魚の飼育に挑戦してみましょう。

サンゴ礁の魚を飼ってみよう!(飼育例)

「テトラ ラウンドグラスアクアリウム ライト付エックスパワーフィルターセット RG-40LX ユーロ」を使った、海水魚の飼育例です。
クマノミやスズメダイなど、初めての方でも飼いやすい魚を中心に、魚の数をひかえめにして長期維持をしやすくしています。
基本的な水槽のセット手順は、磯採集の水槽セッティングと同じです。

水槽データ

水槽
テトララウンドグラスアクアリウムRG-40
フィルター
テトラユーロエックスパワー60
生き物
カクレクマノミ2匹、マンジュウイシモチ3匹、シリキルリスズメダイ8匹、
コガネキュウセン1匹、スカンクシュリンプ1匹

しっかりしたろ過と水温管理

海の魚は汚れた水に弱いので、ろ過能力の高いフィルター(テトラユーロエックスパワーフィルター60)を付けて、水の汚れをおさえるようにします。

また高水温も苦手で、とくに水温が高くなる夏場は体調を崩しがちです。水槽用の冷却装置(テトラクールタワーCR-3)を付けて水温を下げてあげると、より安全に魚を飼育できます。

最初は魚の数をひかえめに

セットしたての水槽はろ過バクテリアの数が少なく、安定していません。いきなりたくさん魚を入れてもうまくいかないので、最初はじょうぶなスズメダイなどを少し入れるだけにしておきます。

水質をチェックしよう

魚が出すフンや餌の食べ残しなどで、水は少しずつ汚れていきます。
水槽立ちあげ時は、とても有害なアンモニア→有害な亜硝酸塩→毒性の低い硝酸塩とバクテリアの作用により変化します。
テトラテストキットでアンモニアや亜硝酸濃度、pHを定期的に調べ、水の状態をつかんでおきましょう。

最初はバクテリアが少ないので、アンモニアや亜硝酸塩が高濃度で検出されますが、1ヵ月ほど様子をみて正常値なったのを確認してから、魚を足していきましょう。試薬によって水質の変化を把握すると海水魚飼育がさらに面白くなるでしょう。

テトラテスト炭酸塩硬度試薬

炭酸塩硬度はpHと関連しています。サンゴ類を飼育する場合はこの試薬で定期的に測定しましょう

詳しくはこちら

テトラテスト亜硝酸試薬

アンモニアは分解され亜硝酸になります。亜硝酸塩濃度0.8mg/L以下であることを確認しましょう

詳しくはこちら

魚はやさしく扱おう

アミで魚をすくうと、体の表面に細かな傷がついて弱ってしまうことがあります。水槽に移すときは、なるべくアミをつかわず、小さなケースで水ごとすくったり、手で直接つかんで扱います。このとき、手はあらかじめ水につけて、冷やしておきましょう。

ろ過を強化しよう

魚を多く飼育する場合や大きく成長してきたら、外掛け式フィルターなどを追加してろ過を強力にしましょう。ここで使っている「マリンランドバイオホイールフィルターBW-150」は、常時回転するバイオホイールによって効率的に生物ろ過をすることができます。

ろ過を強化しよう

魚を多く飼育する場合や大きく成長してきたら、外掛け式フィルターなどを追加してろ過を強力にしましょう。ここで使っている「マリンランドバイオホイールフィルターBW-150」は、常時回転するバイオホイールによって効率的に生物ろ過をすることができます。

フードをあげよう

フードやりの基本は、1日数回少しずつ小分けにして与えることです。「テトラマリンフレーク シリーズ」「テトラマリン グラニュールシリーズ」など、海水魚専用に開発された栄養のバランスがよいフードを与えると、美しく健康に育てることができます。フードの食べのこしは水を汚す原因になるので、食べる様子を観察して、適量を与えましょう。

ハコフグなどの生きたフードを好むものはフレークフードに餌付かないことがあります。そうした場合は「テトラクリルマリン」など、嗜好性の高いフードを与えます。

白点病になったら

海水魚のよくかかる病気が、「白点病」です。
この病気になったものは体の表面に小さな白い点がつき、体を岩などにこすりつけて、かゆがっているような泳ぎをします。
白点病に気づいたら、すぐに魚をバケツなどに移します。バケツにオートヒーターを入れて26℃前後(冬場の場合)に保ち、エアレーションをします。毎日1回、新しい海水に入れ替えると白点病の原因(白点虫)のライフサイクルが遮断されるため(注1)、これをしばらくくり返すと、白点病は徐々に消えていきます。
少量の海水を作るには、「テトラマリンソルトプロ 楽々水替パック」が便利です

(注1)白点病の原因(白点虫)は魚体から離れて増殖するので、その段階の白点虫を洗い流す。

海水魚飼育を楽にするためのアイテム

テトラナイトレイトマイナス

水槽内の汚れがバクテリアによって分解された結果、硝酸塩が蓄積されます。通常は水替えによって対処しますが、本品を使うことで水替えのサイクルを延ばすことが可能となります。
コケ発生の抑制、KHの安定、pH低下の抑止の効果があります

プロティンスキマー

微細な泡を利用して海水中のタンパク質を除去します。フィルターの負担を軽減するだけでなく、エアレーション効果で水中の容存酸素を維持できます

テトラUVパワーフィルターUV-13AX

UV灯とコンパクトフィルターを一体化させた製品です。除菌や水の黄ばみ、濁りを抑えながらろ過ができます

テトラインバーターUV-13W

除菌するコンパクトなUV灯です。紫外線ランプの交換も簡単にできるよう設計されています

詳しくはこちら